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Android脆弱性216件を修正、2026年11月アップデートで今すぐ確認すべき設定

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11月のAndroidセキュリティアップデートの概要

修正された216件の脆弱性と23件のCritical

Googleは2026年11月2日(現地時間)、「Android Security Bulletin(ASB)—November 2026」を公開しました。今回のAndroidセキュリティアップデートでは、合計216件の脆弱性が修正されています。前月である2026年10月の修正件数は25件だったため、11月は大幅に件数が増加した月といえます。

重大度の内訳は、Critical(重大)が23件、High(高)が193件です。一部の転載記事では「24件以上の重大な脆弱性」とする表現も見られますが、Googleの公式サマリーではCriticalは23件とされています。特に、ユーザー操作なしでリモートコード実行につながるおそれがあるCVEも含まれており、早めのAndroidアップデートが重要です。

修正は2段階のセキュリティパッチレベルで提供されます。「2026-11-01」では119件、「2026-11-05」では追加の97件が修正され、両者を合わせて216件の脆弱性に対応します。後者には、カーネルやBluetooth、半導体メーカーのコンポーネントなど、端末の構成によって影響が変わる問題も含まれています。

対象となるAndroidバージョンと端末

今回の脆弱性は、主にAndroid 14、Android 15、Android 16、Android 17を搭載した端末が対象です。とくに最も重大とされるリモートコード実行の脆弱性「CVE-2026-58868」は、これらのAndroidバージョンに影響するとされています。

ただし、実際にアップデートを受け取れるかどうかは、Androidのバージョンだけでは決まりません。端末メーカー、機種、販売地域、通信会社の仕様、端末のサポート期間などによって、更新の配信時期や対応範囲が異なります。Google Pixelでは比較的早く配信される傾向がありますが、他社製端末やキャリア販売モデルでは配信まで時間がかかる場合があります。

また、OSの月例更新とは別に、Android 10以降の対応端末ではGoogle Playシステムアップデートで一部の修正を受け取れることがあります。11月の更新では、216件のうち17件がProject Mainline経由でも配信されるため、OSアップデートが未配信の場合でもGoogle Playシステムアップデートを確認する価値があります。

セキュリティパッチレベルの見方

Androidのセキュリティ更新状況は、「セキュリティパッチレベル」の日付で確認できます。今回の11月アップデートでは、「2026-11-01」と「2026-11-05」の2種類が設定されています。

「2026-11-01」は、Android端末に共通するFrameworkやSystemなどを中心とした119件の修正を含むパッチレベルです。一方、「2026-11-05」は11月1日分の内容に加え、カーネルやMediaTek、Qualcommなどのハードウェア関連コンポーネントを含む追加97件にも対応します。216件の脆弱性を修正済みと判断する目安は、セキュリティパッチレベルが「2026-11-05」以降であることです。

確認するには、一般的に「設定」アプリから「デバイス情報」または「端末情報」を開き、「Androidバージョン」へ進みます。その画面にある「Androidセキュリティアップデート」や「セキュリティ更新」の日付を確認してください。項目名や場所はメーカーによって異なりますが、表示日付が2026年11月5日以降であれば、今回公開された216件の脆弱性への対応状況を確認するための一つの目安になります。

特に注意したい操作不要のリモートコード実行脆弱性

2026年11月のAndroidセキュリティアップデートでは、合計216件の脆弱性を修正しています。なかでも注意が必要なのは、利用者によるタップやリンクのクリックといった操作を必要とせず、遠隔から不正なコードを実行されるおそれがあるリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。悪用報告は公開時点で確認されていないものの、影響範囲や被害の大きさを考えると、Androidのアップデートを早めに適用することが重要です。

CVE-2026-58868の影響と深刻度

今回、特に重大とされているCVEは、AndroidのFrameworkコンポーネントに存在する「CVE-2026-58868」です。この問題はリモートコード実行につながる脆弱性で、Android 14、Android 15、Android 16、Android 17が影響対象とされています。

関連情報では、FrameDecoder.cppにおけるヒープバッファオーバーフローが原因と説明されています。ヒープバッファオーバーフローとは、プログラムが確保したメモリ領域の範囲を超えてデータを扱ってしまう不具合です。攻撃者に悪用されると、本来は実行されるべきではない命令を端末上で動作させられる可能性があります。

11月のAndroid脆弱性情報ではCritical(重大)に分類された問題が23件あり、CVE-2026-58868はその中でも最も深刻な問題の一つです。すべての216件の脆弱性を修正するには、セキュリティパッチレベルが「2026-11-05」以降になっていることを確認してください。

ユーザー操作なしで悪用されるリスク

CVE-2026-58868が重大視される理由は、攻撃の成立に追加の実行権限や利用者の操作を必要としないとされている点です。通常、危険なアプリのインストール、偽サイトへのアクセス、添付ファイルの開封などが攻撃のきっかけになります。しかし、操作不要でコード実行の恐れがある脆弱性では、利用者が不審なリンクをクリックしなくても被害につながる可能性があります。

具体的な攻撃手順は公開されていませんが、操作不要の脆弱性は、気を付けて端末を使っているだけでは防ぎ切れない場合があります。そのため、不審なSMSやメールを避けるといった日常的な対策に加え、OSのセキュリティアップデートを適用して脆弱性そのものを修正することが不可欠です。

なお、公開情報では、これらのCVEが実際の攻撃で悪用されたとの報告は確認されていません。また、米CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログにも掲載されていないと報じられています。ただし、現時点で悪用例がないことは、将来的な悪用の可能性がないことを意味しません。更新が配信された場合は後回しにせず、早めに適用することをおすすめします。

脆弱性が悪用された場合に起こり得ること

リモートコード実行脆弱性が悪用された場合、攻撃者は端末上で不正なプログラムを動かし、情報の窃取や不正操作を試みる可能性があります。たとえば、端末に保存されたデータ、アプリの情報、認証に関わる情報などが狙われるおそれがあります。さらに、別の脆弱性と組み合わされれば、より強い権限の取得や、端末の機能停止につながるリスクも考えられます。

11月のAndroidアップデートには、Systemコンポーネントにおける重大なリモートコード実行の脆弱性として、CVE-2026-58876とCVE-2026-58936も含まれています。また、細工されたWAP Push SMSを受信することでサービス拒否を引き起こす可能性があるCVE-2026-58882も報告されています。これは通話の切断や再起動ループなど、端末を正常に使えなくする被害につながる可能性が指摘されている問題です。

Androidには、アプリ同士のデータアクセスや重要領域へのアクセスを制限する仕組みがありますが、重大な脆弱性が悪用されれば、その防御を回避されるおそれがあります。Android脆弱性への基本的な対策として、2026年11月のセキュリティアップデートを適用し、Google Play Protectも有効にした状態で利用しましょう。

アップデートが適用済みかを確認する手順

2026年11月のAndroidセキュリティアップデートでは、合計216件の脆弱性が修正されています。操作不要でコード実行の恐れがある重大なCVEも含まれるため、Android端末が最新のセキュリティパッチを適用できているかを確認しましょう。確認画面の名称や配置はメーカー・機種によって異なりますが、基本的には設定アプリから確認できます。

設定アプリからAndroidバージョンを確認する

まず、端末の「設定」アプリを開き、「デバイス情報」「端末情報」または「スマートフォン情報」などの項目を選択します。続いて「Androidバージョン」をタップすると、現在利用しているAndroidのバージョン、Androidセキュリティアップデート、Google Playシステムアップデートの日付などを確認できます。

今回特に影響が指摘されているのはAndroid 14、Android 15、Android 16、Android 17です。ただし、Androidのバージョンだけでは更新状況を判断できません。同じAndroidバージョンでも、端末ごとに適用済みのセキュリティパッチが異なるため、必ずセキュリティアップデートの日付も確認することが重要です。

セキュリティアップデートの日付を確認する

「Androidバージョン」画面に表示される「Androidセキュリティアップデート」または「セキュリティパッチレベル」の日付を確認します。表示が「2026-11-01」または「2026-11-05」となっていれば、少なくとも11月分の更新が配信・適用されていることを示します。

更新を確認する際は、Wi-Fiへ接続し、充電残量を十分に確保したうえで、「設定」内の「システム」「ソフトウェアアップデート」「システムアップデート」などから更新の有無を検索します。更新が見つかった場合は、画面の案内に従ってダウンロードとインストールを実行してください。更新後には再起動が必要になることがあります。

2026年11月5日以降のパッチレベルを目安にする

今回公表された216件の脆弱性をすべて修正する目安は、セキュリティパッチレベルが「2026-11-05」以降であることです。「2026-11-01」は119件の修正を含む更新ですが、カーネルやハードウェアベンダー由来のコンポーネントを含む追加97件には対応していない可能性があります。

そのため、Android 脆弱性への対策としては、「2026-11-05」以降の表示を確認することが望ましいです。11月の更新には、CVE-2026-58868をはじめ、利用者のタップやリンクのクリックを必要とせずに悪用されるおそれがある重大な問題も含まれています。パッチレベルが古い場合は、更新通知を後回しにせず、できるだけ早くアップデートしてください。

更新が表示されない場合の確認先

更新が表示されない場合でも、すぐに端末の不具合と判断する必要はありません。Androidのアップデート配信時期は、Google Pixelか他社製端末か、メーカー、通信会社、機種、販売地域によって異なります。メーカーや通信会社の公式サポートページで、利用機種が2026年11月のセキュリティ更新の対象となっているか、配信予定・配信状況を確認してください。

あわせて、「設定」から「セキュリティとプライバシー」などを開き、「Google Playシステムアップデート」も確認しましょう。Android 10以降の対応端末では、OS全体の更新とは別にGoogle Playシステムアップデートを通じて、一部の脆弱性修正を受け取れる場合があります。今回も17件はProject Mainline経由で修正が提供されるため、OSの月例更新が未配信の場合でも適用できる更新がないか確認する価値があります。

長期間セキュリティアップデートが配信されず、メーカーのサポートも終了している端末は、重大な脆弱性に対処できないリスクがあります。重要なデータをバックアップしたうえで、サポート中の端末への買い替えも検討してください。

更新前後に見直したいAndroidのセキュリティ設定

2026年11月のAndroidセキュリティアップデートでは、合計216件の脆弱性が修正されました。操作不要でコード実行につながるおそれがある重大なCVEも含まれるため、OSの更新だけでなく、端末に備わるセキュリティ機能を適切に設定しておくことが重要です。アップデートの適用前後に、以下の項目を確認しましょう。

Google Playシステムアップデートを適用する

Android 10以降の対応端末では、メーカーが配信するOSのセキュリティ更新とは別に、「Google Playシステムアップデート」を通じて一部の修正が配信されます。2026年11月のAndroid脆弱性対応でも、Project Mainline経由で修正される問題が含まれています。

設定アプリで「セキュリティとプライバシー」や「セキュリティとアップデート」を開き、「Google Playシステムアップデート」を確認してください。項目名や場所は機種により異なりますが、更新が表示された場合はWi-Fi接続中に適用し、再起動が求められた際は実行します。OS本体のアップデートが未配信であっても、Google Playシステムアップデートで一部の脆弱性対策を先に受けられる可能性があります。

Google Play Protectを有効にする

Google Play Protectは、インストール済みアプリやGoogle Play以外から入手したアプリをスキャンし、危険性が疑われるアプリを検知・警告する機能です。OSの脆弱性を直接修正する機能ではありませんが、不正アプリによる被害を抑えるための重要な防御策になります。

Google Play ストアを開き、右上のプロフィールアイコンから「Play Protect」を選ぶと、保護状況を確認できます。「アプリをスキャン」が有効になっていることを確認し、警告が表示されたアプリは安易に許可せず、必要に応じて削除してください。Androidのアップデートと併せて有効にすることで、多層的な対策につながります。

提供元不明のアプリのインストールを許可しない

公式ストア以外で配布されるAPKファイルをインストールすると、審査を経ていない不正アプリを導入してしまうリスクがあります。脆弱性を悪用する攻撃では、利用者に偽アプリを入れさせて情報を盗んだり、端末の権限を不正に利用したりする手口も考えられます。

設定アプリの「アプリ」や「特別なアプリアクセス」から、「不明なアプリのインストール」を確認しましょう。ブラウザ、ファイル管理アプリ、メッセージアプリなどに対し、「この提供元を許可」が有効になっている場合は、業務上・利用上の明確な必要性がない限り無効にしてください。必要な場合でも、開発元の公式サイトなど信頼できる提供元からのみ入手することが大切です。

画面ロックと生体認証を設定する

Android端末を紛失・盗難した場合、画面ロックが弱い、または設定されていないと、保存済みのメール、写真、決済アプリ、認証情報などに第三者がアクセスするおそれがあります。脆弱性への対策だけでなく、物理的に端末を失った場合の被害を抑える設定も欠かせません。

画面ロックには、推測されにくいPIN、パスワード、またはパターンを設定してください。可能であれば、指紋認証や顔認証などの生体認証も併用すると、利便性を保ちながら保護を強化できます。また、画面消灯後にすぐロックされるよう、自動ロックまでの時間を短く設定することも有効です。

アプリ権限と通知内容を定期的に見直す

アプリには、カメラ、マイク、位置情報、連絡先、SMS、写真・動画などへのアクセス権限が付与される場合があります。不要な権限を持つアプリは、万一不正化した際に取得される情報の範囲を広げるおそれがあります。設定アプリの「プライバシー」または「権限マネージャー」で、各権限を利用できるアプリを定期的に確認しましょう。

使っていないアプリや、機能に見合わない権限を要求するアプリについては、権限を「許可しない」に変更するか、アプリ自体を削除します。位置情報は「アプリの使用中のみ許可」、カメラやマイクは必要なアプリだけに許可する設定が基本です。

さらに、ロック画面に表示される通知内容も見直してください。認証コード、メール本文、金融機関からの通知などがロック解除前に読める状態では、端末を一時的に見られただけでも情報が漏れる可能性があります。通知の内容を非表示にする、または重要なアプリのみロック画面通知をオフにすることで、情報漏えいのリスクを抑えられます。

メーカーや通信会社によって更新時期が異なる理由

Androidのセキュリティアップデートは、Googleが情報を公開した時点ですべての端末へ一斉に届くわけではありません。Androidは多数のメーカー、通信会社、半導体ベンダーの部品やソフトウェアで構成されており、端末ごとに修正プログラムの検証・調整が必要になるためです。2026年11月の更新では216件の脆弱性が修正されており、操作不要でコード実行につながるおそれがあるCVEも含まれます。利用中の端末に更新が届く時期と、サポート状況を個別に確認することが重要です。

Google Pixelと他社製Android端末の違い

Google PixelはGoogle自身が開発・販売する端末であるため、Androidのセキュリティ情報が公開された後、比較的速やかにアップデートが配信される傾向があります。Android脆弱性への対応状況を早く確認したい場合、Pixelでは設定アプリから更新を確認できるケースが多いです。

一方、他社製のAndroid端末では、メーカーが自社の独自機能、カメラ、通信機能、ユーザーインターフェースなどに合わせて修正を組み込み、動作検証を行います。特に2026年11月の「2026-11-05」パッチレベルには、カーネルやMediaTek、Qualcommなどのハードウェア関連コンポーネントに関する修正も含まれます。そのため、同じAndroidバージョンでも機種によって配信開始日や適用できるパッチレベルが異なります。

GoogleがAndroid 14からAndroid 17向けの脆弱性情報を公開していても、端末に修正が反映されたかどうかは別問題です。設定画面でAndroidセキュリティアップデートの日付を確認し、216件の脆弱性を修正する目安となる「2026-11-05」以降になっているかを確認しましょう。

キャリア端末で配信が遅れる場合

通信会社から販売されたAndroid端末では、メーカーの検証に加え、通信会社側でも自社ネットワークでの接続や通話、SMS、緊急通報などへの影響を確認する場合があります。この検証工程があるため、SIMフリー版と比べてアップデートの配信時期が遅れることがあります。

とくに通信機能に関わる更新では、端末メーカー、チップセットベンダー、通信会社の調整が必要になることがあります。今回の11月アップデートには、カーネルやモデムなどのコンポーネントに関係する重大な脆弱性も含まれているため、機種ごとの検証に時間がかかる可能性があります。

更新通知が表示されない場合でも、端末の「設定」から手動でアップデートを確認してください。また、通信会社とメーカーの公式サポートページで、使用機種が11月のAndroid脆弱性アップデートの対象になっているか、配信予定が案内されているかを確認することも有効です。OS更新を待つ間も、Google Playシステムアップデートで一部の修正を受け取れる場合があります。

サポート終了端末で知っておくべきリスク

メーカーまたは通信会社のサポートが終了したAndroid端末は、新たな脆弱性が公表されてもセキュリティアップデートを受け取れない可能性があります。今回のように、216件の脆弱性を修正する大規模な更新が公開されても、サポート対象外の端末ではパッチが提供されず、既知の問題が残り続けます。

とくに、ユーザー操作を必要としないリモートコード実行の脆弱性は注意が必要です。CVE-2026-58868のように、利用者がリンクを開いたりアプリを操作したりしなくても悪用されるおそれが指摘されている問題では、更新を適用できるかどうかが重要な防御策になります。悪用が確認されていない段階でも、将来的な攻撃に備えて速やかに対処する必要があります。

サポートが終了した端末を使い続ける場合は、不要なアプリを削除し、提供元不明のアプリをインストールしない、Google Play Protectを有効にする、不審なSMSやメールのリンクを開かないといった対策を徹底してください。ただし、これらは脆弱性そのものを修正する対策ではありません。セキュリティパッチレベルが長期間更新されない場合は、継続的にアップデートを受けられる端末への買い替えを検討することが安全です。

アップデートできない場合に取るべき対策

2026年11月のAndroidセキュリティアップデートでは、合計216件の脆弱性が修正されました。なかには、操作不要でコード実行の恐れがあるCVE-2026-58868を含む重大な問題もあります。しかし、端末のサポート状況やメーカー・通信会社の配信時期によっては、すぐにアップデートできない場合があります。更新を待つ間は、被害に遭う可能性を少しでも下げるため、日常的な対策を徹底することが重要です。

重要なデータをバックアップする

Androidの脆弱性が悪用された場合、不正アプリの実行、端末の動作不良、データの消失などにつながる可能性があります。アップデートできない端末では、写真、動画、連絡先、メッセージ、認証アプリの復旧情報、仕事上のファイルなどを定期的にバックアップしてください。

バックアップ先には、GoogleドライブやGoogleフォトなどのクラウドサービスのほか、暗号化に対応したパソコンや外部ストレージも利用できます。ただし、端末が不正操作された後では、バックアップデータにも不要なファイルが含まれるおそれがあります。大切なデータは、問題が起きる前から複数の場所に保管しておくと安心です。

不審なSMS・メール・リンクを開かない

Android 脆弱性の悪用では、偽の配送通知、料金未納、アカウント確認、当選連絡などを装ったSMSやメールが入口になることがあります。本文にあるURLを安易に開いたり、添付ファイルをダウンロードしたりしないでください。特に、送信元が不自然、文章に違和感がある、至急の対応を求める、個人情報や決済情報の入力を促す、といったメッセージには注意が必要です。

今回報告された一部のCVEには、細工されたWAP Push SMSの受信をきっかけに端末のサービス拒否を引き起こす可能性が指摘されたものもあります。不審なSMSを受信した際は、返信や記載された番号への電話をせず、削除・ブロックを検討してください。通信会社やサービス事業者からの連絡か確認したい場合は、SMS内のリンクではなく、公式アプリや公式サイトから直接確認します。

アプリとブラウザも最新版に保つ

OSのセキュリティアップデートが未配信でも、アプリやブラウザを最新版にすることで、一部の攻撃リスクを抑えられる場合があります。Google Play ストアを開き、プロフィールアイコンからアプリの更新状況を確認し、保留中の更新を適用してください。Chromeなどのブラウザ、メールアプリ、メッセージアプリ、SNS、オンラインバンキング関連アプリは優先的に更新します。

あわせて、Android 10以降の対応端末ではGoogle Playシステムアップデートも確認しましょう。2026年11月の修正のうち一部は、Project Mainline経由で配信されるため、OS全体の更新を待っている間にも適用できる可能性があります。また、アプリはGoogle Play以外から入手せず、「提供元不明のアプリ」のインストール許可をオフにしておくことも大切です。

買い替えを検討する判断基準

メーカーや通信会社からセキュリティ更新が提供されなくなった端末は、新たな脆弱性が見つかっても修正を受けられません。今回のように216件の脆弱性を修正するAndroidアップデートが公開されても、サポート終了端末ではパッチレベルを2026-11-05以降にできない場合があります。重要な情報を扱う端末ほど、継続利用のリスクを慎重に判断する必要があります。

買い替えを検討する主な目安は、「セキュリティアップデートの提供が終了している」「Androidの新しいバージョンに更新できない」「金融・決済・業務用アプリを利用している」「不具合や再起動、動作の異常が増えた」といった状況です。新しい端末を選ぶ際は、本体価格や性能だけでなく、OSアップデートとセキュリティ更新の保証期間も確認してください。移行前にはバックアップを作成し、古い端末は初期化してから手放すことが重要です。

Androidを安全に使い続けるための定期確認リスト

Androidを安全に利用するには、脆弱性が報じられたときだけでなく、月ごとに更新状況と基本設定を確認する習慣が重要です。2026年11月のAndroidセキュリティアップデートでは216件の脆弱性が修正され、操作不要でコード実行の恐れがある重大なCVEも含まれました。端末を長く使うほど、OS、Google Playシステム、アプリをそれぞれ最新の状態に保つ必要があります。

月1回のセキュリティ更新確認

Androidのセキュリティアップデートは原則として毎月公開されるため、月に1回は「設定」から更新の有無を確認しましょう。確認画面は機種によって異なりますが、一般的には「設定」→「システム」または「デバイス情報」→「ソフトウェアアップデート」「Androidバージョン」などから確認できます。

11月分の216件の脆弱性を修正する更新では、セキュリティパッチレベルが「2026-11-05」以降であることが、全件への対応状況を判断する目安です。「2026-11-01」の場合も一部の問題には対応していますが、カーネルやハードウェア関連を含む追加の修正が未適用である可能性があります。更新通知を見逃した場合に備え、通知を待つだけでなく手動でも確認することが大切です。

自動更新と空き容量の確認

更新を後回しにしないために、Android本体の自動更新とGoogle Playのアプリ自動更新を有効にしておくと便利です。ただし、自動更新が有効でも、Wi-Fi接続時のみ更新する設定、充電中のみ実行する設定、再起動待ちの状態などによって適用が完了していないことがあります。月1回の確認時には、ダウンロード済みの更新が保留になっていないかも確認しましょう。

また、ストレージの空き容量が不足していると、Androidのアップデートをダウンロードまたはインストールできない場合があります。写真や動画をクラウドまたは外部ストレージへバックアップし、不要なアプリやダウンロードファイルを整理して、更新用の空き容量を確保してください。更新前には、重要なデータをバックアップしておくと、万が一の不具合や端末交換にも備えられます。

公式情報で脆弱性情報を確認する

脆弱性情報は、Googleの「Android Security Bulletin」や端末メーカー、通信会社の公式サポートページで確認することをおすすめします。ニュースやSNSの投稿は更新の必要性を知るきっかけになりますが、影響を受けるAndroidバージョン、対象機種、CVE番号、配信状況は情報が簡略化されていることがあります。

特に「Android 脆弱 アップデート」などで情報を調べる際は、公開日とパッチレベルを確認してください。今回のように重大な脆弱性が多数修正された月は、単に「11月の更新を適用済み」と判断するのではなく、端末に表示される日付まで見ることが重要です。メーカーごとに配信時期が異なるため、Googleが情報を公開した直後に更新が届かなくても、メーカーやキャリアの案内を確認し、配信予定を把握しましょう。

異常な挙動を感じた際の初動対応

身に覚えのないアプリの追加、見覚えのない広告表示、電池消費や通信量の急増、頻繁な再起動、通話やSMSの不具合などが起きた場合は、早めに対応してください。まずはAndroid本体、Google Playシステム、インストール済みアプリ、ブラウザを最新版へ更新します。Google Play Protectを有効にし、端末をスキャンして危険なアプリが検出されないか確認することも有効です。

不審なアプリが見つかった場合は、必要に応じてネットワークを切断したうえでアンインストールし、アプリに与えた権限も見直します。原因が分からない再起動ループや通信・通話への影響が続く場合は、端末メーカーや通信会社のサポートへ相談してください。金融アプリやメール、SNSに不正ログインの兆候があるときは、別の安全な端末からパスワードを変更し、多要素認証を設定します。重大なCVEの悪用報告がない場合でも、異常を放置せず、更新・確認・相談を順に行うことが被害の拡大防止につながります。

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